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コロナで変化 購入する飲み物が「大容量化」した人たち(マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース

 エコの観点もあって、外出時にミニサイズのボトルに飲料を入れて持ち歩く人をよく見かけていたが、それも少し前までの話。外出自粛を要請されている中、ボトルは引き出しの中という人も多いだろう。今では大容量のペットボトルを購入する人が増えているようだ。

 30代の女性会社員・Aさんは、営業職として外回りが多かったため、とにかく荷物がかさばらないように心がけていたが、現在はそのスタンスが大きく変わった。

「コロナ前は、パソコンなど重い荷物の入ったカバンで仕事に出るときには、とにかく私物は小さくしたくて、ミニボトルを愛用していました。でも今は出かける頻度が極端に減り、飲み物を持ち歩くこともない。家でお茶を飲むための水は2リットルのミネラルウォーターをネットで箱買いしています。コーヒーやジュース類も、極力大容量を選びようになりました。そのほうが買い物の手間もゴミも減らせますし」

 内勤の30代男性会社員・Bさんは、もともと会社で飲むのは、1リットルの紙パック飲料だったというが、より大容量のものを買うようになったと話す。

「普段から家や職場で飲むのは、スーパーやドラッグストアで安く購入した水やお茶で、1リットルサイズが基本でした。でもコロナが話題になってから、家で水分摂取する機会が多くなったので、2リットルペットボトルの購入が増えた。水を買っておけばコーヒーも入れられるし、料理にも使えて何かと便利です」

 休日の外出時には、しょっちゅう自販機で缶コーヒーやコーラなどを購入していたというBさんだが、最近ではそれもなくなった。

「外出するとついつい買って飲んでいましたが、外出自粛でそれもなくなり、節約にはなっている気がします」(Bさん)

 子どもがいる家庭にも、飲み物購入時の大容量化が進んでいるようだ。30代の女性・Cさんもその一人だ。

「子どものため、自販機やコンビニで350mlや500mlといったジュースを時々買っていました。今は出歩かないので、そういったところで子ども用の飲み物を買うことも全くない。ペットボトルは買うとしても2リットルのジュース。小さいサイズは本当に買わなくなりました」

 大容量化は水やお茶だけでなく、アルコール関連商品でも例外ではない。30代男性会社員Dさんは、アルコールとそのための炭酸を買い増した。

「家飲みの回数が増えたので、ウイスキーの業務用4リットルボトルを買ってしまいました。いちいちスーパーやコンビニに買いに行くのは感染リスクもあるし、ネット通販でも何度も買うのは面倒なので。それとともにハイボール用の炭酸の消費も格段に増えました。夫婦で飲むので、これも大容量サイズを買っています。消費が激しいので、もはや炭酸メーカーを買おうか本気で考えています」

 外出自粛に合わせて変わる消費者ニーズ。購入する飲み物の「大容量化」もそのひとつといえそうだ。

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May 06, 2020 at 02:00PM
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