LUNA SEAおよびX JAPANのギタリスト、SUGIZO(50)が、米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件をめぐって発生している暴動について、トランプ米大統領らに向け「火に油を注ぐのではなく、平和的解決を実現するべきだ」と訴えた。

SUGIZOは3日、ツイッターを更新。全米各地で大規模な抗議デモが行われる中、デモに乗じた略奪や破壊行為などが相次いでいる状況に言及し、「暴徒化した人々は何故分断と憎しみから何も生まれないことに気づけないんだろう」と吐露した。

「痛ましいフロイド氏の事件も、また、渋谷で起きたクルド人男性の事件も、警官が起こした不祥事が本当であれば許されるものではない。それ相当の刑事責任を負うべきだ」と、暴行を非難した上で、「けれど抗議デモから暴動へ、略奪や破壊行為へエスカレートしても誰も救えないし根本的解決は望めない。コロナの恐怖、ウイルスの脅威と戦ってきた今だからこそ、世界の人々は他者に対して優しく、暖かくあるべきだ。差別、怒り、憎しみからは理想の未来は決して生まれない」との思いをつづった。

そして、「社会のリーダー、政治家は暴力に対して暴力で訴えかけるべきではない。火に油を注ぐのではなく、平和的解決を実現するべきだ」と訴えた。