英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)を争点とする英総選挙は12日、投開票日を迎えました。最大の注目はジョンソン首相率いる保守党が下院(定数650議席)での単独過半数確保に必要な326議席を獲得できるかです。投票が締め切られる現地時間午後10時(日本時間13日午前7時)から日経電子版では最新の結果を報道していきます。
選挙は各選挙区から1人しか当選できない単純小選挙区制で行われ、小さな票の差が大きな議席数の差につながりやすい仕組みです。保守党が議席を伸ばし、EU離脱を前進させるには、最大野党・労働党の地盤である中部や残留派の多い首都ロンドンでの戦いぶりが鍵となります。
イングランドやウェールズと共に連合王国を構成するスコットランドで、英国からの独立を訴えるスコットランド民族党(SNP)がどの程度、議席を積み増すかも大勢に影響を与えそうです。EU加盟国アイルランドと地続きの英領北アイルランドでEU残留を求める親EU勢力が伸長するかも注目です。
おさらいは「全部わかるブレグジット」で(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50827170Q9A011C1000000/)
関連ニュースはトピック「英EU離脱」で(https://www.nikkei.com/theme/?dw=17090319&n_cid=pickup_topics_2)でまとめてご覧いただけます。
2019-12-12 06:00:00Z
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