タクシーを降りた際に運転手のバッグを盗んだとして、愛媛県警が女子大学生(22)を窃盗容疑で誤認逮捕した問題で、篠原英樹・県警本部長は3日、県議会で「女性には誠に申し訳なく、心から謝罪します」と陳謝した。県警による調査結果も報告。女性への取り調べで不適切な発言があったと認定する一方、自白の強要はなかったとした。
松山市内で1月9日、タクシーから男女4人が降りた際、助手席に置かれていた運転手のバッグ(約5万円入り)が盗まれる事件が発生。ドライブレコーダーに助手席の女が持ち去る様子が映っており、県警は7月8日、女に似ているとして、女子学生を誤って逮捕した。
調査結果によると、捜査員が女子学生と犯人が似ているという主観的判断で捜査を進めた。ドライブレコーダー映像に映った犯人の携帯電話と女子学生のものが違うなどの矛盾点を放置し、裏付け捜査を怠ったと結論づけた。
捜査幹部も、捜査の初期段階から犯人性を吟味せず、部下に女子学生が犯人でない可能性を捜査するよう指示していなかった。
事件では、松山簡裁が逮捕翌日に、女子学生に対する勾留請求を却下。女子学生が釈放された後、県警が裏付け捜査を実施し、誤認逮捕だったことが判明した。
女子学生は8月、代理人弁護士を通じて手記を公表。取調官から「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね?」などと言われ、自白を強要されたと主張していた。
これらの取り調べについて調査結果では、尊厳を著しく侵害するとともに、不安を覚えさせ、困惑させかねない発言があったとした。
2019-10-03 09:37:00Z
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