ノリリスク、ロシア、6月10日（AP）― シベリアへき地の火力発電所から漏出したディーゼル油が、脆弱（ぜいじゃく）な環境下にある北極圏の湖に流入していることが6月9日、発電所があるクラスノヤルスク地方知事の口から明らかになった。 同地方の工業都市ノリリスク市郊外にある火力発電所施設から5月29日、推定2万トンのディーゼル油が流出。河川や土壌の汚染に加えて、ディーゼル油が北極海に流入する可能性が危惧されていた。事故を受けて、ウラジーミル・プーチン大統領は同地方に非常事態を宣言した。 同地方にある淡水湖ピャシノ湖の魚類と天然資源への被害について、アレクサンドル・ウスス地方知事は「現時点では判断を下すことは難しい」としている。その一方で、「漏出した油が、北極海の一部であるカラ海に流入するのを事故処理班が阻止してくれることを願っている」と述べた。 ロシア捜査当局は、永久凍土の上に発電所を建設したことが事故の原因とみており、8日には発電所長を環境条例違反の罪で訴追した。 （日本語翻訳・編集 アフロ）
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June 10, 2020 at 11:33AM
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【映像】露のディーゼル油流出事故 一部が北極海流入の可能性も（AP通信） - Yahoo!ニュース
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